2006年11月30日
沖縄の島根性はどこから来たの?

「沖縄の人って、こんなに広い心を持っているのに、ある部分で
はすごく閉鎖的な部分があるよね」
うん。そうだ。私もそう思う。
それは、コミュニティーが小さくなれば小さくなるほど、生じてく
るのだと思うことがある。
ある意味では、文化とも言えるのかもしれない。
そうして生きてきた文化。そうしなければ生きられない文化。
わかんないけど。
私にも、そういうところがあると思う。
狭いコミュニティーで溜まるストレスは、なかなか想像を超える
ほど、強烈だったりする。
きっと、沖縄に住んでる人、沖縄と深く交わった人ならわかるよね。
だから、ユタが沖縄文化に定着したんだと思う。
吐き出す場所が、必要なんだ。
島にいた頃、島の人には言えない話をよく聞くことがあった。
近い人には言えない、胸に詰まった想い。
そういう想いを出す場所がない人たちは、病んでいく。
だから、沖縄は自殺率が高い。
女はユタを買いに行き、男は酒に走る。
そういう部分が、あるんだね。
だから、人の辛さがわかる人も多いんだと思う。
一緒に涙してくれる人も多い。
だけど、仲良くなったと思ったら、急に壁が出来たりする。
なかなか、心を開かない。
小さいコミュニティーでは、本音を語ることはとても勇気がいる。
誰が何処で繋がっているかわからないと、話すことは出来ない。
話が漏れれば、命取りだからだ。
だから、心を許すまでには時間を要する。
旅人には話せる話も、住人には話せないこともある。
ちょっとした話で、仕事を失ったり、親戚付き合いに亀裂が生じたり。
そういうこともたくさんあるんだ。
だから、心をゆるすのには、とても慎重だ。
それから、人に押し付けられるのを嫌うのも、ウチナーンチュ。
自分のスタイルを大切にしたい。
そういう部分もあるんだね。
いろんなものを抱えて、「生きる」ことを生きている。
それが、きっとオキナワなんだと思う。
オキナワだけじゃないけれどね。
そんなオキナワが嫌いで出て行った人たちもいる。
だけど、オキナワが好きでここで生きているひともいる。
オキナワが根っこだと思いながら、別の場所で頑張る人もいる。
沖縄に自分の種を植えて、根っこを張った人もいる。
みんな、矛盾を抱えて生きている。
みんな、一緒。
でも、
みんな、一緒じゃない。
みんな、違うんだよね。
価値観が国によって違うように、地域によってもだいぶ違う。
それが、沖縄は独特なのだと思う。
ごめんなさい。
ありがとう。
わかってくれて、ありがとう。
私の個人的な解釈だから、そうじゃないかもしれない。
でも、島根性も理解してあげたい気持ち半分、私はもっと大きな心を持ちたい。
ただ、やっぱり小さいコミュニティ−で生きている人たちの苦労は、わかってあげたい。
大和嫁の皆さん、移住者のみなさん、オキナワ大好きな皆さん。
私も沖縄が大好き。
だけど、オキナワがわからなくて、悩んだり、発見した気分になってよろこんだり。
でも、ホントはオキナワはオキナワなんだよね。
喧嘩しながら、いざというときは助け合ったり、認め合ったりしている人間関係。
ちょっと、特殊かもしれないね。うん。
私も理解できないところがいっぱいある。
那覇に生まれ育った私は、離島でカルチャーショック受けて、那覇に帰ってきて
又、見えてくるものがあったりする。
面白いページを発見したので、よかったら見て見てくださいね。
凄く面白かった。こんなところがあったな〜ッて(笑)
ウチナーンチュとしては、笑える部分、反省する部分、たくさんあってよかったです。
↓をクリックしてご覧ください(^^)
沖縄移住生活:沖縄について冷静に考えること
Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 23:34│Comments(5)
│オキナワ雑感
この記事へのコメント
そういうの、すっごい分かる。
でも、そういうの含めて、全部受け止めていけるような、広い人間も中にはいるんだよね。
私もそうなりたいが、、、
現実むずかしい。。
でも、そういうの含めて、全部受け止めていけるような、広い人間も中にはいるんだよね。
私もそうなりたいが、、、
現実むずかしい。。
Posted by hiro at 2006年12月01日 01:58
ほんとにそのとおり。
ときどき、のみこまれそうになっちゃうもの、濃くなりすぎた自分の感情に。
だけど、こういうこと
(自由でのんびりしてて、やさしい場所と言うわけではないということ)
に気づいている人も多いんだよね、こうして。
ウチナーンチュ、移住者ともども。
だからこそ、いい縁に恵まれる事も多いし。
結局自分の心がけとか
受け止め方次第って部分がほとんどなんだろうなと思ってます。
ときどき、のみこまれそうになっちゃうもの、濃くなりすぎた自分の感情に。
だけど、こういうこと
(自由でのんびりしてて、やさしい場所と言うわけではないということ)
に気づいている人も多いんだよね、こうして。
ウチナーンチュ、移住者ともども。
だからこそ、いい縁に恵まれる事も多いし。
結局自分の心がけとか
受け止め方次第って部分がほとんどなんだろうなと思ってます。
Posted by レベッカ at 2006年12月01日 12:53
越して来て、もうすぐ1年。
でも働いていないので余りウチナーンチュと触れる事がなく
ウチナーンチュと働く主人の話を聞く事位。
話しだけだからか理解出来ない事もあり確かに独特だな~と感じてます。
だからかリンク先も読んでいて共感できビックリしました。
でも働いていないので余りウチナーンチュと触れる事がなく
ウチナーンチュと働く主人の話を聞く事位。
話しだけだからか理解出来ない事もあり確かに独特だな~と感じてます。
だからかリンク先も読んでいて共感できビックリしました。
Posted by てぃだ at 2006年12月01日 13:23
はじめまして。
夫がうちなんちゅってことがきっかけで沖縄に触れるようになり
沖縄大好き、そして八重山大好きな浪花女です。
「なんて素敵な与那国島」からたどりつきました。
本島や八重山には毎年行き、八重山出身の友達も何人かいるので
ナオミさんが書かれていること、本当にその通りだな~って思いました。
今まで聞いてきた、島人のしんどい思いや島を誇りに思う気持ちが
この記事を読ませてもらい鮮明に蘇ってきて、今ちょっと切ないです。
夫がうちなんちゅってことがきっかけで沖縄に触れるようになり
沖縄大好き、そして八重山大好きな浪花女です。
「なんて素敵な与那国島」からたどりつきました。
本島や八重山には毎年行き、八重山出身の友達も何人かいるので
ナオミさんが書かれていること、本当にその通りだな~って思いました。
今まで聞いてきた、島人のしんどい思いや島を誇りに思う気持ちが
この記事を読ませてもらい鮮明に蘇ってきて、今ちょっと切ないです。
Posted by yui at 2006年12月01日 23:11
>hiroさん
広い心で受け止めるのむずかしいね〜!でも、確かにいるんだよねー。
すごいなーってホントに思うよ。
私、沖縄人なんだけどさー(わかるよね)、でも、離島行って、考え方や生活の価値観の違いにカルチャーショックを受けたもん。同じ沖縄人だけど、まったく違う価値観と習慣があるっていうことに、ホント驚いた!
きっと、私の周りの人もそうなんだろうなーって、はじめてわかったよ。
受け入れる立場っていったらおかしいけど、よその土地に住んで、はじめて受け入れられる立場になったら、ホントに大変なことも多々あったね。
辛かったり、逆に助けられたり。
心を解き放てる場所を持つことが一番だよね。
そういう場所があってはじめて受け入れることが出来るのかもしれないよ。
それが、友人であっても、パイパイであっても、吐き出せて、聞いてくれた人に感謝できれば、きっと大丈夫なんだはずねー。
私はたった2年だったけれど、それでも葛藤したよ。
hiroさんは、ホント偉いよ。
あとは、ネタにしちゃうのが一番かもしれないねー(笑)
>レベッカさん
うん。そうだよねー。
あとは受け止め方になっちゃうんだろうね。
お嫁さんたちはとくに大変だと思う。
時々は毒吐くのも必要ね〜(笑)
>てぃださん
私もウチナーンチュだよー(笑)
ぜひ、私を観察してみそ。
とりあえず、いつもフラ遅刻だよね(^^;)
私こそウチナータイムだなぁ〜、、、反省(苦笑)
>yuiさん
大和嫁さんなんですね〜(^^)
みんながいろんな想いを抱っこして、生きているだな〜って思います。
とくに離島は大変ですよね〜。横のつながり無くしては、生きて行けないんだなーって強く思う反面、人間関係の複雑さに苦悩する人も多いなーって思うことも多かったです。
でも、生活が苦しいからこそ、「島の誇り」が島人の糧であり、すべてなんですよね。
これがあるから、島で生きて行こうと思えるし、逆に島の誇りを奪われれば、この島で生きていけないっていうぐらい、大切なものなのだと思います。
アイデンティティを傷つけられることは、すべてを否定されることなのでしょうね。
だから、外部の人に対して、すごく敏感なところがあるんじゃないかと思います。
でも、その想いが強ければ強いほど、外から来た人たちには、入れないオーラを作っているように見えるのかもしれませんね。
そこに、いろんな誤解や葛藤が生じたりして。
言葉でいうのって難しいな〜。
でも、そういうの考えると本当に切ないですね。
広い心で受け止めるのむずかしいね〜!でも、確かにいるんだよねー。
すごいなーってホントに思うよ。
私、沖縄人なんだけどさー(わかるよね)、でも、離島行って、考え方や生活の価値観の違いにカルチャーショックを受けたもん。同じ沖縄人だけど、まったく違う価値観と習慣があるっていうことに、ホント驚いた!
きっと、私の周りの人もそうなんだろうなーって、はじめてわかったよ。
受け入れる立場っていったらおかしいけど、よその土地に住んで、はじめて受け入れられる立場になったら、ホントに大変なことも多々あったね。
辛かったり、逆に助けられたり。
心を解き放てる場所を持つことが一番だよね。
そういう場所があってはじめて受け入れることが出来るのかもしれないよ。
それが、友人であっても、パイパイであっても、吐き出せて、聞いてくれた人に感謝できれば、きっと大丈夫なんだはずねー。
私はたった2年だったけれど、それでも葛藤したよ。
hiroさんは、ホント偉いよ。
あとは、ネタにしちゃうのが一番かもしれないねー(笑)
>レベッカさん
うん。そうだよねー。
あとは受け止め方になっちゃうんだろうね。
お嫁さんたちはとくに大変だと思う。
時々は毒吐くのも必要ね〜(笑)
>てぃださん
私もウチナーンチュだよー(笑)
ぜひ、私を観察してみそ。
とりあえず、いつもフラ遅刻だよね(^^;)
私こそウチナータイムだなぁ〜、、、反省(苦笑)
>yuiさん
大和嫁さんなんですね〜(^^)
みんながいろんな想いを抱っこして、生きているだな〜って思います。
とくに離島は大変ですよね〜。横のつながり無くしては、生きて行けないんだなーって強く思う反面、人間関係の複雑さに苦悩する人も多いなーって思うことも多かったです。
でも、生活が苦しいからこそ、「島の誇り」が島人の糧であり、すべてなんですよね。
これがあるから、島で生きて行こうと思えるし、逆に島の誇りを奪われれば、この島で生きていけないっていうぐらい、大切なものなのだと思います。
アイデンティティを傷つけられることは、すべてを否定されることなのでしょうね。
だから、外部の人に対して、すごく敏感なところがあるんじゃないかと思います。
でも、その想いが強ければ強いほど、外から来た人たちには、入れないオーラを作っているように見えるのかもしれませんね。
そこに、いろんな誤解や葛藤が生じたりして。
言葉でいうのって難しいな〜。
でも、そういうの考えると本当に切ないですね。
Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 2006年12月02日 10:25