2008年04月22日
去年の浜下り。
去年の今頃、私はいったい何を見て、何をして、何を考えていたんだろう。
去年の私はこの季節、与那国で経験した「自然との交歓」を求めて、そして探していた。
与那国の風景を探し求めるけど、やはり与那国はヨナグニであって、ここにはその風景は見つからない。
その場所にしかない空気や匂いは、その場所に行くか、記憶の旅をする以外に、それを感じる術はないのだろうか。
去年は浦添の浜へ出かけた。
ここは年に数回しか訪れないけれど、わたしの大好きな場所。
ヨナグニで感じたのと同じように、ここに立つ時、私は感じる事が出来る。
生きる喜びと憂いを。
ここには、いつも相対するものがあり、矛盾の中で私たちが生きているのだと知る事が出来る。
いや。本当は知っているのに、見ようとしない私たちに優しく教えてくれるんだ。
生きる事は辛い。
生きる事は楽しい。
どっちも本当。でも対局にある感情。
でも、どっちも生きることだ。
どっちが欠けても死んでいる。
辛い時、涙を流しながら海を眺めると
そんなことをふと思う。
そっと、誰かが教えてくれているように。
Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 12:03│Comments(0)
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