2015年01月28日
龍神様の水鏡

〜龍神様の水鏡〜
昔々、その昔。
神の意志により竜宮の一部
海の底を浮かび上がらせ島々を作った。
島を産むには愛という強い力が必要だった。
そこで男神と女神が交わり作られた。
ただ、その島は海の中にあったがゆえに
人や動物が生きるのに必要な水は無かった。
そこで、神は龍神を島に置き、龍の寝床を置いた。
龍は循環をし、ゆっくりとゆっくりと島の底に龍神の水鏡を作られた。
その後、何年も何年もの時を経て、人々が住んだ。
人は水鏡から湧き出る水を命水として、命を育んでいった。
皆が龍神様に感謝をし、水を大切にした。
龍神様が民に言った。
「この島の底には龍の水鏡がある。
この鏡は地上に生きるすべてのものの心を映す水鏡ある。
欲で心が濁れば水鏡も濁り、龍宮の地を汚せば、水鏡も汚れる
清らかな真っ新な心でありなさい」
その島は龍球と呼ばれる島になった。
今も龍神様の飛び交う島。
美しき島。
〜水鏡の清らかさ、心の清らかさを忘れるな。〜
おしまい
Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 14:28│Comments(0)
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