2007年11月06日
「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」石垣上映決定!

なんと!「琉球カウボーイ よろしくゴザイマス。」が、石垣島で上映することになったそうですよ〜!!!
パチパチパチ〜♪
昨夜、「マサーおじいの傘」監督の大城直也さんより、石垣上映の連絡をいただきました。
石垣島の皆さん!
ぜひ、上映の際には、会場に足を運んで、笑って泣いてくださいね♪
上映予定日は12月23日。
詳細が決まりましたら、ブログでもお知らせします。
とりあえず、予告をどうぞ!
2007年11月06日
琉球カウボーイよろしくゴザイマス。もう観た!?

以前、ブログで紹介した「マサーおじいの傘」を覚えてますか?
忘れた方はマサーおじいの傘←をクリック!
その「マサーおじいの傘」を含めた琉球カウボーイフィルムズの3作品が、「琉球カウボーイよろしくゴザイマス。」として上映されています!
え!?もう知ってる?
そうだよね〜。もう有名だもんね〜。
告知が遅くなってしまったけれど、私もしっかり観てきましたよ☆
すごいクオリティーも高くて、オキナワってすごいじゃん!
と、なんだか直接関係ない自分まで誇りに思える映画でした。
そして、待ちに待ったナオヤさんの「マサーおじいの傘」
主人公の少年がすごく良かった。
もちろん、かっちゃんはすごかった。
個性的な出演者が、映画をさらに引き立てていた。
ストーリは笑いもあって、でも、涙もあって。
メッセージもあって。
糸満の風景もすごくよかったね。
ノスタルジックな気分を味わいながら、観ていました。
まだ、観ていない人もいるかね〜???
絶対観に行ってねー!

2007年11月06日
11日まで!大城清太・天描画展at流求茶館
![]() |
流求茶館にて大城清太・天描画展開催中。11月11日まで。 |
2007/11/04 19:37 posted by ぴらつか |
今日は、ずっと気になっていた大城清太さんの天描画展を観に行きました。
・・・すごかった・・・
オキナワの神々が生き生きと描かれていて、魂に響いてくる絵!
大城清太さんが、絵についていろいろご説明してくださいました。
幼い頃、カミンチュだった祖母から聞いた神様の話。
それがとてもリアルだったそうです。
そのお話をイメージして描いた絵が、今回の作品だそうです。
「おばあと(自分)のコラボレーション」と語っていた
大城さんの言葉が印象的でした。
「点描」という技法を使っているのですが、祖母が観ていた天の神々を描くということを決意したとき。
「天描画家」と名乗るようになった大城さん。
絵を見ているだけで、私は涙がでそうでこらえるのが大変でした。
山城えりかさんの作品を観た時も、ものすごく感動したけれど
それはとても優しい感覚で、感性を刺激するものだったの。
大城さんの絵は、ちょっと違う部分が反応しました。
「胸が震える」って感覚を覚えました。
そして、その大城清太さんのお話を聞きたい方は、タイフーンFMの「マジカルミステリーツアー」のポットキャストで聞けます。
タイフーンFM「マジカルミステリーツアー」ゲスト 天描画家・大城清太
ぜひ聞いてみてくださいね〜。ぜったい、感動します!
①流求茶館 presents POINT LINK EXHIBITION
「KIYOTA OSHIRO meets RYUKYUCHAKAN 」
【開催期間】 10月25日(木)~11月11日(日)
【場 所 】 流求茶館 12時~21時
TEL/FAX 098-862-3031
※スイーツと音楽と画を同時に感じてください~。
② 大城清太点描画展「弐零零七-再会-」
【開催期間】 12月8日(土)~12月16日(日)
【場 所 】 トータルプロ 098-934-8890
※ 2007年に展示した全作品を再度展示
2007年11月03日
11月3日は晴れの特異日?
本日11月3日は、那覇の晴れる確立が高い「特異日」って知ってましたか?
なんと!
今日の那覇の晴れの確立は・・・
86%!
なんですってー!
すごいですよね〜!
ただし、今年は残念ながら雲の多い天気。
雨もちらほら降りそうです。
それにしても、86%は凄い!
なんと!
今日の那覇の晴れの確立は・・・
86%!
なんですってー!
すごいですよね〜!
ただし、今年は残念ながら雲の多い天気。
雨もちらほら降りそうです。
それにしても、86%は凄い!
2007年11月03日
イビヌメー

夏の終わり。
秋の訪れ。
冬の足音。
季節の変わり目。
間の季節。
天と海。
光と闇。
昼と夜。
間をつなぐ空間。
イビは御嶽の真ん中。
繋ぎ目はさりげない。
でも、はっきりとしている。
さりげないけれど、神の息吹を感じる季節。
この夏最後のヘチマ。
甘みを増したシークヮーサー。
秋に実るカーブチーにも
神の息吹を感じます。
間を繋ぐ神々へ。
愛を込めて、感謝を込めて。
2007年11月01日
11月の雨。

最近、新北風が吹きはじめた。
夏の激しいスコールは、灼熱のアスファルトに降りそそぎ
雨は瞬間に蒸発する。
その匂いは夏の匂い。
朝からスローに降るのは、秋雨。
夏雨のような轟音もなく
気がつけば降っている。
さりげなく。
そっと降っている。
夏の激しさ。
秋の憂い。
今日は空気が澄んでいる。
運動会で舞い上がった砂埃も
今日はお休み。
秋雨になだめられて
静かに地へと帰っていった。
2007年10月31日
秋風と太陽と。

10月だというのに、なんで日差しが夏なのだろう。
東京から出張でオキナワにやってきた私は
すっかり日焼け止めを塗り忘れていた。
空港の窓越しでさえ、オキナワの強烈な日差しをジリジリと感じる。
日陰を通りながらモノレールに乗り、県庁前で降りた。
それから、久茂地交差点というところまでは、ほんのわずかな距離。
でも、太陽はジリジリと私のあとをついて離れようとしない。
ちょうどお昼時。
久茂地交差点には、たくさんの弁当屋さんが並んでいて
そこに向かって歩くビジネスマンらしき人たちの姿があった。
10月なのにアロハシャツのような、カジュアルなシャツをつけている人が多い。
オキナワでは「かりゆしウェアー」といって、今では夏の定番のビジネスウェアーなのだと、後で出張先の大城さんに聞かされた。
(ってことは、まだ夏なのね。)
すっかり秋の装いだった私は、すこし汗ばみながら、出された冷たいお茶を飲んだ。
少し苦みのある独特の芳香。
「ジャスミンティーですか?」と聞くと
「サンピン茶というお茶です。まあ、ジャスミンティーともいいますね」と
浅黒い濃い顔の大城さんは、笑って答えた。
オキナワでは、ポピュラーなお茶らしい。
アイスで飲んだのは初めてだったけど、なかなか美味しかった。
仕事の話を終えて、ビジネス街を後にした。
まだ、昼の3時。
今日の仕事は終わり。
私はホテルへ向かうことにした。
地図を開くと歩いていける場所だったので、少し歩いてみることにした。
さっきより、日差しは少しだけ柔らかくなっていた。
ビル街を抜け、ふと見上げた空。
夏のような日差しだけど、空はすっかり秋の空だ。
通り沿いの小さな公園の入り口に、大きな枝を広げた木が一本立っていた。
いかにも南国らしい木だけれど、葉を見るとグリーンの葉の間に赤くなった葉がチラホラあった。
紅葉とは言えない感じだが、グリーンと赤のコントラストが
青空に生えて美しかった。
すこしの間、足を止めて空と葉の色合いを楽しんでいた。
そっと、優しい風が頬をなでていく。
東京とは違う匂いを感じた。
そして私は、この秋、新しく買ったジャケットを脱いでみることにした。
すると、もっと風を感じることが出来た。
この街の人たちが着ていたかりゆしウエアーを思い出す。
(きっと、あの服で仕事をすると、心地がいいんだろうな。)
ホテルまでの道をまた歩き出した。
気持ちいい風を感じながら、歩く。
もう、日焼け止めを塗り忘れていたことなど、すっかり忘れていた。
2007年10月31日
旅立ちの風景。

島が遠くなる。
僕は15になり、今日、島を発つ。
ぼくのふるさと。ぼくの家。
新しい街へ行くのが楽しみだ。
そんな強がりを親には言った。
でも、きっと見破られているだろうな。
ちょっぴり、泣いていたこと。
出航前。
年老いた祖母のシワシワの柔らかい乾燥した手が
僕の手を握りしめた。
そして、何かを僕の手のひらに収めた。
手を開くと、綺麗にたたんだティッシュだった。
透けたその中には、一万円札が見えた。
涙で潤んだシワがいっぱいの目で僕を見つめ
「あんたは一人じゃないんだよ。
家族がいる。親ファーフジ(親先祖)も守っているよ。
いつも、みんなが気にかけているから」
といった。
島が遠くなる。
ポケットに入れたティッシュを握りしめながら
見えなくなるまで、島を見つめていた。
2007年09月26日
「オバー自慢の爆弾鍋」週刊漫画サンデー発売!

週刊漫画サンデー2007年10月9日号
実業之日本社
ジツギョウノニホンシャ
漫画サンデー
B5判
2007年09月25日 発売
定価 290円 (税込)
『オバー自慢の爆弾鍋』(こせきこうじ / 天願大介 / 高津祥一郎)
石垣島に住むオバーの自慢の鍋は、戦時中にまちがって畑に落ちた不発弾を加工した、自慢の一品。今日もこの鍋で料理を作るが…!? BEGINの名曲をコミック化! 沖縄ハートフル・ストーリー!!
2007年09月24日
白い壷story

いつもの日曜日。
そう、あなたもよく知っているふつうの日曜日よ。
私は海辺を歩いていたの。
季節は冬だから、ただただ歩いていただけ。
そうしたら、海の上に美しい白い壷が浮かんでいるのが見えたのよ。
その風景がとても美しくて、その風景を楽しんでいたの。
そうしたらね、少しずつ白い壷が私に近づいてきたのよ。
近くで見ると、信じられない美しさだったわ。
きっと、どこかの国の宝物じゃないかしら。ええ、きっとそうよ。
私、いままでは何とも思わなかったのに、突然、その壷が欲しくてたまらなくなったのよ。
それで、もう目の前まで来ていたその壷に手を伸ばしたの。
そうしたら、その壷は私の手をかすめて、また私から遠ざかっていってしまったのよ。
少しずつ遠ざかって、またさっきの美しかった風景に帰ってしまってたわ。
だからね、私、その風景をまた楽しんで帰ったのよ。
もう、それほどには欲しくないのよ。
近くにあった時はあれほど欲しかったのに、もうなんとも思わないのよ。
悲しくなんか無いのよ。
むしろ穏やかな心になって、ほっとしてるのよ。
可笑しいでしょ。
--------------------------------------------------------------------------------
なんでもない日曜日。
そうあなたもよく知っている、いつもの日曜日の事よ。
私ね、海を歩いていたのよ。
季節は冬でしょう?
だから、何て事は無く、ただただ歩いていたのよ。
そうしたら、波間に白い壷が浮かんでいるのが見えたの。とても綺麗な壷。
「ああ、美しい壷が浮かんでいるわ」と思って、眺めていたの。
そう、ただ空気を見つめるような気持ちで見ていたのよ。
ただ、そこにあるものとして。
そうね「壷の浮かぶ風景」って絵を見ている感じだったかしら。
どれくらいそうしていたのかしら。
私にも分からないのだけれど、とても良い時間だったわ。
気がつくと、あの白い壷が私の足下にね、流れ着いていたのよ。
どうしてかしらね。
だからね、また海に戻してやったのよ。
きっと、あの美しい風景をたくさんの人が見てくれるでしょう?
とても幸せな気持ちになるわ。
ねえ、そう思わない?
-----------------------------------------------------------------------------
なんでもない日曜日。
そう。昔からよくある、あなたも知ってるいつもの日曜日の事よ。
私は海を歩いていた。
今は冬だから、ただただ波打ち際を歩いていただけ。
そう。ホントに何て事は無くね。
そうしたら、綺麗な白い壷が波間を漂っているのが見えたの。
とても綺麗な白い壷。
きっと外国から流れてきたのね。
なんだかとてもその壷が欲しかったの。
どうしても欲しくて、冬の海に足をつけて、手を伸ばして必死で取ろうとしたのよ。
流木なんかも拾ってね、どうにか壷に届かないかと、それはもう、死にものぐるいで手に入れようとしてたの。
でもね、悲しい事に、私が取ろうとすればするほど、白い壷はどんどん遠ざかってしまうのよ。
そして、もう白かったのか、壷だったのかさえ分からないほどに遠くへいってしまってね。
そう、なんてことない日曜日だったのに、とても悲しい日曜日になってしまったのよ。
もうすぐ其処まで、手が届きそうなところまで来ていたのよ。
なのに、なぜ私のところへあの壷は来なかったんだろうね。
どうしてなんだろうね。
あの白い壷はどこへ行ってしまったんだろうね。
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白い壷は沖縄の久高島に伝わる昔話をヒントにしたお話です。
村の男が海辺で白い壷を見つけますが、近寄れば遠ざかり、離れれば近寄るという不思議な壷の話。
心を清めたときに初めて壷が自ら手元に入ってきます。
壷の中には5穀が入っていて、沖縄に5穀が伝わったと言うお話です。
この話が伝えようとするものは、人間の生き方なんでしょうね。
欲を捨てて、今に感謝する事ができれば、壷は自ずとやってくるのかもしれません。