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Posted by TI-DA at

2007年09月05日

「オバー自慢の爆弾鍋」コミック化決定!

はいさい!皆さんにお知らせです(^^)

石垣島出身のバンドBIGINの「オバー自慢の爆弾鍋」という歌をご存知ですか?

第二次世界大戦で地上戦が行われたオキナワ。
終戦後、爆弾の残骸がいたるところで出てきました。
オバーは不発弾を拾って来て鍛冶屋に持っていき、爆弾を鍋に作り替えます。
そして、子ども達を立派に育て上げる、、、
という歌。

爆発したら、どうする訳!?って感じだし、明るい曲なのですが、その裏には、たくさんのメッセージが込められている、とても良い曲です。

戦争の為に、戦前は鍋は武器に変えられた時代。
戦争が終わり、爆弾はまた、オバーの鍋に戻りました。

「鉄」は、あくまでも鉄。
人を殺す武器になることもあれば、人の命を育む料理を作る「鍋」にだってなるんですよね。

そこから、伝わるメッセージは、「戦争反対!」という直接的な言葉以上の暖かさがあります。
人の息づかいがあります。
人生が見えます。
生きる事への底力と希望が見えます。

笑いの中に、涙と希望が垣間見れる曲なんですよね。
BEGINらしいですよね。

そんな、素晴らしい曲!「オバー自慢の爆弾鍋」が、なんと!コミック化される事になりました〜♪
自分の友人であり、尊敬する方がシナリオを書いています。
BEGINとのコラボです♪
色々あって、3年ぐらいかかりましたが、やっとコミックになるそうで、私も嬉しいです♪
なんと!ナオミーというキャラクターも出てくるらしいよっ!(びっくり!)

9月25日発売の週刊漫画サンデーにて、連載決定です!
ぜひ、読んでくださいね〜!
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 12:51Comments(1)オキナワ流!

2007年08月31日

祖母のいないウークイ


旧盆が終わると、なんだか日も柔らかくなってきた感じですね。
日中の暑さは、まだまだ夏ですが、夜風が秋を感じさせるようになった気がします。

今年は祖母が亡くなって初めてのお盆。
母が仕切って執り行いました。

私はウンケーとウークイにてを合わせにいきましたが・・・
仏壇を見て、なにか気づきませんか?

なんかヘンな違和感があります。

じーっと見ると・・・

あ!スイカがメロンになってる。

サトウキビとパイナップルがあるのでいいのですが、スイカじゃないとなんだか変な感じですね。
でも、高級感があります。
上等なお盆ですね(苦笑)

「ガンシナ」という丸い果物を乗せる台を祖母と作ったのを思いだします。
ウンケーの日、私はこのガンシナを作るのが仕事でした。
縄で作ったガンシナが売られていますが、一般的な家庭では新聞紙と赤い紙で手作りするところが多いんじゃないかな?
うちは、そうでした。

新聞紙をねじって輪にして、そこに細長く切った赤い紙を巻き付けていきます。
すごく簡単なので、小さい子どものお手伝いでもありました。
お手伝いしながら、お供え物の説明を祖母から聞かされます。

「キビは2本。ひとつは杖で、一つは天秤棒。パイナップルは、グソー(後生/あの世)の枕。」
幼い私は祖母の話を、まるで物語を聞くように聞いていました。
ご先祖様達が杖をつき、天秤棒いっぱいにたくさんのお供え物を持っていく様子を空想したものでした。

祖母がグソーの枕と言っていたパイナップルですが、先日の新聞記事では、南風原町のある地域では、あの世へ帰るときの「乗り物」となっているようですね。
3日目のウークイ(お送り)の日には、パイナップルを転がす習慣があるそうです。
面白いですね!
地域でもいろんな意味合いがあるのですね♪

母も一生懸命やっていますが、なにせいままで仕切っていた祖母が居ないので、ところどころで「アレレ!?」ということが出てきました。
これから、一人前のオキナワのおばぁになるんです。頑張ってね!お母さん(笑)


さあ、ウークイの時間です。
みんなで仏壇の前で線香をあげてから、玄関に移動です。

ウチカビという銭紙をもやして、あの世へお金を送ります。
あの世でもお金がいるんですね(笑)
現世で借金を抱えた男が、あの世で借金返済に追われ、幽霊になって現れる物語があるのですが、これは今度お話ししますね♪
どうやら、あの世でもいろいろお金が必要なようですよ(笑)

それから、「ウチジフェーシ」と言う、お供え物をご先祖様が召し上がったことを表す?儀式のようなものをします。
ウチカビにお酒をかけて、重箱から昆布をとって燃やし、餅をひっくり返します。
これで、ご先祖様がお供え物を召し上がったという儀式がおわります。
あと、お花とかも一緒に送りますね。
順番はちょっとわからないですが、要するに、お供え物を持たせて、お見送りをする儀式です。

長男と一家の男性たちが外までお見送りをして終了です。

いままで、お迎えする立場だった祖母。
今年は、お迎えされる立場になった祖母。

たぶん見てて、あーでもない、こ−でもないって言いたかった!?なんて思いながら、今年の祖母の初盆がおわりました。
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 16:18Comments(0)

2007年05月08日

女の髪(イナグヌカラジ)


いつも夢に出てくるのです。
髪を切る夢。
きっと、切りたいなーと思っているのでしょうね。
でも、いつも思いとどまるのは、なぜなんだろう。

私が女だからだろうか。なんて、最近は思います。
女は祈りと情念(蛇)を抱きかかえて生きていることは、浜下りの時に書きました。

祈りと情念とは、なんでしょう。

天上界と地獄界とを生きている。
それが女性という性(サガ)なのだと思うのです。

神のような慈愛を持ちながら、もう一方では、嫉妬や妬み、執着心を孕んでいる私たち。
髪というのは、その執着や女としての年輪が刻まれていたりする体の一部分。

わかるかしら。
男には、きっとわからないでしょうね。

愛する人に、髪を撫でらられた時の天にも昇るような恍惚感。
男に捨てられたときの、嫉妬や妬みで髪が逆立つような感覚。
すべてが髪に記憶されています。

よく絵本にでてくるでしょう?
天女の美しい黒髪。
南の島の女性の長くて美しい髪。
山姥の逆立つ白い髪。
メデューサの蛇の髪。
どちらも女の髪なのです。

髪には女の年輪が刻まれています。
白髪を見つけて抜いてみると、悲しかった時期のところだけが真っ白で
あとの部分は黒かったりします。
出産前後の部分が白髪だったり、毛が細かったりすることも。

髪には女の歴史があるのです。

歴史をひもとけば、幾重にも女の髪にまつわる和歌が出てきます。
けして、それは日本だけではなく、世界の至る所に、髪に宿る魂を見て取ることが出来るのは、女性の想いが髪に宿ることを、みんな知っているからでしょう。

沖縄もかつて、髪を伸ばす習慣がありました。
髪には宿る魂があると信じていました。

黒髪のゆらゆらとしたあの風景。
幼い頃に見た、栄町の飲屋街に働く女性達の黒くて長い髪の美しさ。
琉球舞踊を踊る人たちの流れるような黒髪。
糸満の魚売りのおばあさんの白髪のウチナー髪結。

最後に髪を切ったのはいつでしょう。
息子が生まれた後だったかしら。
長かった髪を、肩まで切ったあの日から、ずっとのばしています。
すこし、毛先は切ってるけれど、大きく切ったのは、もう4年以上前。

この髪には、ずっと幸せな記憶が残っています。
私の魂も宿っているかな。
ものすごく、願いたいことがあるとき、私はこの髪を捧げるでしょうね。
魂の入ったこの髪を神様に差し上げるでしょう。
その日まで、大切に。
大切に。

明日、髪を切るつもりでした。
手入れが大変だという理由だけです。
でも、やっぱり止めました。
髪を撫でると、やはり切れなくなってしまうのです。
私はやはり女なのだと、感じてしまうのです。
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 01:54Comments(5)オキナワ雑感

2007年05月01日

糸満市喜屋武のマチヤ小


ひと昔まで、こんな感じのマチヤ小が沖縄の至る所で見られた。
「たばこ」のシール。
ガラス扉と雨戸だけの扉。
そんでもって、お客が中に入るのではなく、
パーラーのように窓越しに商品を買う作りのお店。
おばあさんがちょっと高い位置に
ちょこんと座っていて、お客は指差ししたり
商品の名を告げると、おばあさんが
商品を渡してくれる。

店のそばには木陰を作る木が植えられ
その傍らには、廃材を使ったような
手作りのイスのような、陳列棚のような
台が置かれている。

アイスを買った子どもが
そこにちょこんと座り、蝉の鳴き声と
太陽の唄を聞きながら
アイスにかぶりつく。

真っ黒に日焼けした顔には
玉のような汗が輝いている。

しばし、涼んだ後、子どもはまた
喜屋武広場をめいっぱいに
駈けぬけていった。



いつかの夏の風景が見える場所にて。
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 15:45Comments(7)マチヤ小ヲ探セ!

2007年04月20日

浜下りの風景



月の引力に導かれて  海は浄化の時間を迎えた

女の心は神の住む島  この島には神とともに大蛇も住む

女達は神と蛇を抱え  祈りとともに生きている

ときに蛇は牙を剥き  祈る女を傷つける

ときに蛇は女に   甘い果実を与え 女を誘惑する

女は心の島で   蛇と向かい合っているのだ

誘惑に負けないように  大蛇が暴れぬように

女は蛇をなだめながら生きている

今日は大蛇を海に還す日

三月三日 月の引力の力を借りて  蛇を海の彼方へ還す

女は大蛇に口づけをした

大蛇はウミヘビへ変わり、ゆらゆらと泳ぎながら

潮とともに 還っていった。

さようなら。さようなら。

ウミヘビを見つめながら  女は涙を流した

心と体は浄化され  生命と祈りを生み出す  優しく穏やかな島となる

くちづけのとき  大蛇は女に自分の種を渡した

島の中には大蛇の卵がひとつ。

また、ゆっくりと成長していく。

来年の浄化の日まで 。

女達はそれを繰り返し、そうして生きているのです。





  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 13:36Comments(2)オキナワ風景

2007年04月12日

北谷サンセットビーチ海開きでフラ踊りまーす!


今週の金曜日、北谷町サンセットビーチの
海開きが行われます。

開会式は10時半スタート
WaioliHULAチームもオープニングアクトとして
招待され出演いたします


そのプレイベントとして、
明日12日(木)、隣接する
ザ・ビーチタワーホテルにてフラショーを行います

*1回目 19:00~ ホテル内ロビーにて・・・
*2回目 19:30~ バーベキューテラスにて


いつもお世話になっている、KOAのお2人の素敵な生演奏と共に
お送りいたしますので、お誘い合わせの上是非お越し下さい


また翌日の13日(金)の海開きは10時半開始
ステージの後、お越しのお客様とご一緒に
簡単なHULAレッスンをして、
閉会式の時にみんなで楽しく踊りたいと思いますので、
こちらも是非お誘い合わせの上、ご来場下さいニコニコ

詳しくは、サンセットビーチ管理棟(098-936-8273)までお問合せください

MAHALO
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 10:15Comments(2)フラガール的

2007年04月10日

デイゴ咲く頃


デイゴ咲く頃、門出の季節
真っ青な空に、デイゴの鮮烈な赤。
パンチの効いた彩色に
涙は似合わない。
なんだか「ガッツだぜ!」って、言われてるみたいな、そんな気持ちになった。
頭上でメジロが、僕を見ながら「ピー」と鳴いて、飛んでった。
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 15:55Comments(0)オキナワ雑感

2007年04月10日

沖縄ゴールデンウイークのお宿!那覇編

那覇市内のホテル
下のホテル写真をクリックすると、詳細をご覧いただけます。
リンク先:楽天トラベル

  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 11:30Comments(0)オキナワ流!

2007年04月08日

霧雨


スーパーで買い物をして、車に戻ったら、フロントガラスにキラキラと、細かい雫が付いている。
綺麗で見とれてしまう。
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 11:37Comments(0)オキナワ風景

2007年04月05日

オリーブグリーンのビロードに抱かれて


こんなドレスがあったら、きっと素敵だろうね。

柔らかなビロードのようなサヤは、イペーの豆。

別れ寒さを運ぶ、最後の北風と太陽が
とても似合っている。

青空のもと、少し金色がかった産毛が
光を受けて 輝く。

しなやかなラインを作り出している。

美しい風景を見つけた
清明節の朝。
  


Posted by ナオミ・キャンベル(缶) at 11:20Comments(0)オキナワ風景
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